Tweet カード画像 相手(HP20)の場 あなた(HP2)の場 攻撃側 防御側
戦闘の発生順から見る
復活クリーチャー撃破法
(とブロック順の大切さ)
復活クリーチャーは、バトルスペルなどを用いなければ戦闘で破壊できない?
本当にそうであろうか?攻撃の発生順をよく観察していくと…?
今回使用するカード
カード効果
BT-025
《不死骨格/Immortal Skeleton》
Summon
3(闇) /
300f
スケルトンの召喚
Atk=1 , HP=1
・復活[2MP /
20f]
不死骨格は復活を得る。
※あらかじめ復活能力を得ているものとして扱う。
SE-007
《音速猫/Sonic
Cat》
Summon
4(風) / 200f
猫の召喚
Atk=2 ,
HP=1
先手
SE-062
《見習い兵士/Apprenticeship
Soldier》
Summon
2(-) /
500f
兵士の召喚
Atk=1 , HP=1
特殊効果無し
DD-139
《蟻ニート/NEET
Ant》
Summon
2(-) /
300f
蟻の召喚
Atk=1 ,
HP=1
後手
戦闘の発生順によって起こることに気を使ったことがある人はいるだろうか。
ABCDには、「先手」「後手」という戦闘の順番に作用する特殊能力がある。
この効果はこのページにアクセスした人なら誰であろうと知っているだろう。
では、みなこのような場を見てどう思うか。
現在、相手のHPは20。自分のHPは2。互いに手札は0である。
このときに、相手は《不死骨格》Aで攻撃してきた。更に相手は《不死骨格》Bで追撃を行う気だ。
《不死骨格》A:攻撃宣言
「復活」
《不死骨格》B:アクティブ
「復活」
《音速猫》:アクティブ
「先手」
《見習い兵士》:アクティブ
「効果無し」
《蟻ニート》:アクティブ
「後手」
この状況を見て、あなたはどう思うだろうか。
この状態で、ほぼ無傷で相手がこのターンを終え自分だけが損害を受けるように感じるならば、あなたはこのページを見るべきだ。
どや顔をできるならば、あなたはこのページを見なくてもよいだろう。
何?「こんな盤面ができあがるデッキってどんなデッキだよ?」だって?そんな無粋な質問はよくない。これはきっとリミテッドだ。
基本的に、戦闘は以下のようなステップにわかれている。
@戦闘開始効果
↓
Aバトルスペルの効果発動
↓
B先手の攻撃
↓
C通常の攻撃
↓
D後手の攻撃
↓
E戦闘終了時効果
このように上から順番に処理されていく。そしてそれぞれのタイミングの間にクリーチャーの生存判定が存在する。
例えば「今回使用するカード」に挙げた《音速猫》と《見習い兵士》がバトルしたする。
そうした場合、《見習い兵士》は自身の攻撃ステップにたどり着くことができず、攻撃できずに一方的に餌食にされてしまう。
しかし、上のような場の場合、生存判定を巧く利用することにより、なんと《不死骨格》を破壊し墓地送りにすることができる。
その方法はかなり単純なものだ。《不死骨格》を攻撃タイミングが違う2体のクリーチャーでブロックすればよいのだ。
これによって、挟み撃ちの攻撃をしかけ、《不死骨格》を破壊し墓地に送ることができる。
試しに、《不死骨格》の攻撃を効果を持たない《見習い兵士》と後手を持つ《蟻ニート》でブロックしてみよう。
《不死骨格》:攻撃
「復活」
《見習い兵士》:メインブロック
「効果無し」
《蟻ニート》:2番目のブロック
「後手」
この場合、戦闘タイミングを分解するとこのようなことが起きる。
タイミング |
起こる攻撃 |
結果 |
C |
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《不死骨格》がメインブロッククリーチャーである《見習い兵士》を攻撃。 《見習い兵士》が攻撃クリーチャーである《不死骨格》を攻撃。 ↓ 《不死骨格》はHPが0になり、破壊されて「復活」を失い蘇生。 《見習い兵士》はHPが0になり、破壊されて墓地へ。 |
D |
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《蟻ニート》が攻撃クリーチャーである《不死骨格》を攻撃。 ↓ 既に「復活」を失っている《不死骨格》はHPが0になり、破壊されて墓地へ。 |
攻撃側 |
防御側 |
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タイミング |
起こる攻撃 |
結果 |
C |
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《不死骨格》がメインブロッククリーチャーである《蟻ニート》を攻撃。 《見習い兵士》が攻撃クリーチャーである《不死骨格》を攻撃。 ↓ 《不死骨格》はHPが0になり、破壊されて「復活」を失い蘇生。 《蟻ニート》はHPが0になり、破壊されて墓地へ。 |
D |
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既に《蟻ニート》は、破壊されて墓地に存在するため攻撃は発生しない。 |